妊娠中はいつものデンタルケアとは違う注意が必要です~マタニティ歯科~

妊婦さんのお腹の中では、妊娠7週くらいから各臓器の形成と同じく、乳歯の芽である「歯胚」も作られ始め、10週になると乳歯がほぼすべて発生します。また14週くらいからは、永久歯の形成も始まるとされています。その後、胎盤を介して母体と胎児がつながる4~5ヶ月くらいから歯の石灰化が始まるのです。

こんなに早くから、赤ちゃんの歯は作られているのです。つまり、早くて妊娠7週くらいからは、お母さんは赤ちゃんの歯の発生に十分な栄養を補給し、健康な生活を心がけてあげる必要があるといってよいでしょう。また、母体そのものの健康管理が非常に重要なことはいうまでもありませんね。

妊娠中の口腔内環境はいつもと違います

妊娠中は食の変化やつわりなどの影響で、口腔ケアが普段と同じように行えないことが多くあります。さらに、身体の変化・ホルモンバランスの変化に伴い、普段よりも気をつけていただきたいお口の病気があります。それが「妊娠性歯周炎」です。

妊娠性歯周炎にご注意!!

妊娠性周囲炎とは、歯周病と同じ症状を引き起こすお口のトラブル。歯ぐきからの出血や腫れなどが代表的な症状です。また、妊娠性歯周炎になると、歯周病菌が出すサイトカインという物質が子宮の収縮を促し、早産や低体重児出産を引き起こすことがあります。

妊娠5~20週くらいからそのリスクが高まります。普段よりもお口のケアがうまくできない時期でもあるため、できるだけ早めに歯科を受診し、トラブルを未然に防ぐ対策を立てておく必要があります。

マタニティ歯科とは?

マタニティ歯科とは、妊娠中のお母さん特有の症状や身体の変化に配慮した治療を行う診療メニューです。江東区南砂町の歯医者「いわさき歯科クリニック」では、妊娠周期や身体の状態に合わせて、負担のかからない配慮をした歯科治療を行います。

妊娠中は歯科治療を受けられないと思っている方もいらっしゃるようですが、そんなことはありません。緊急時には、相応の治療を行ったほうがよいケースもあります。当クリニックでは、できるだけ母体への負担・不安の少ない治療をご提案いたします。受診される際は、ご予約の時点で妊娠していることをお伝えください。

妊娠周期と歯科治療
妊娠初期 妊娠中期 妊娠後期
1~4ヶ月 5~7ヶ月 8ヶ月以降
つわりで治療が受けにくい状態といえます。また、切迫流産の可能性があるためできるだけ治療は控えます。 安定期と呼ばれる時期。歯科治療にはこの時期が最適。一般的な治療なら、どれも問題なく行えます。 臨月はいつ陣痛が起こってもおかしくない時期ですから、できるだけ治療は控えます。

※当クリニックでは、緊急時には、どの妊娠周期であっても適切に対応いたします。

おうちでできる口腔ケア方法

妊娠中はいつものようなデンタルケアが十分に行えないかもしれませんが、工夫次第で、清潔に保つことは可能です。ここでは、妊娠中でもしやすい口腔ケアのコツをご紹介します。

ブラッシングができない時の工夫

歯磨き粉のニオイが苦手になってしまった場合はブラッシング時に無理して歯磨き粉は使わなくてもOKです。また、つわりがひどく、ブラッシングできないといった場合は、お口を水でしっかりすすぐことがおすすめです。食後は特に念入りにうがいをしましょう。また、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシ、デンタルフロスなども活用して、できる限りのことをしましょう。

緑茶の殺菌効果に期待

緑茶に含まれるカテキンには殺菌効果があるため、飲み物として最適です。しかし、身体に必要なよい細菌まで洗い流してしまうこともあり、カフェインも含まれていますので、飲み過ぎには気をつけましょう。

フッ素やキシリトールを活用しましょう

むし歯への抵抗力を高めるためには、歯の再石灰化を促すフッ素や、フッ素の働きを助けるキシリトールがおすすめです。可能であれば、これらの成分を含む歯磨き粉を使ったり、ガムを噛んだりして歯質を強化しましょう。

ストレスの少ない生活を

免疫力の低下は母体にも胎児にもよくありません。また、妊娠性歯周炎も悪化させる可能性があります。できるだけ規則正しい生活、ストレスの少ない生活を心がけ、リラックスできる環境を整えましょう。

【出産後のことも考えて早めの受診を】

妊娠中はもちろんですが、出産後はさらにお母さんは忙しく、自分のお口のケアに注意が払えなくなる方がほとんど。妊娠前から定期検診を受け、妊娠がわかったら計画的な受診(安定期の受診)を心がけるなど、お口の問題は早めに解決しておきましょう。

子どもの歯をむし歯から守る(小児予防歯科)

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